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概要

数理・データサイエンス・AI教育強化拠点コンソーシアムでは,以下の目的で人材育成を推進しており,東海ブロックの代表校である名古屋大学を中心に,当プラットフォームでも特に東海地域の数理・データサイエンス・AIのエキスパート人材の育成を目指します.

数理・データサイエンス・AI はデジタル社会の基本的な素養として、あらゆる分野で活躍するために必要となる知識・技術です.本コンソーシアムは,文理を問わず全国すべての高等教育機関の学生が,数理・データサイエンス・AIを習得できるような教育体制の構築・普及を目指します.同時に,この分野を牽引できる国際競争力のある人材および産学で活躍できるトップクラスのエキスパート人材の育成を目指します.(コンソーシアム概要より)

東海ブロックの活動およびコンソーシアム会員校の申請書・Web ページについては,名古屋大学数理・データ科学教育研究センターのホームページよりご覧ください。また,同ページには第一回東海ブロック会議の際の,認定を受けた大学によるプログラムの紹介に使われたポスターも掲載していますので,ご参考ください。

QA・アドバイス

MDASH 認定を受けたあるいは認定準備している、当プラットフォーム会員校(13校)へのアンケートから応募に際してのアドバイスなどを集めました。各校の状況に合わせた工夫や苦労、アドバイスが寄せられています。今後の貴校の応募時の参考になれば幸いです。(括弧内は回答数)

なお、応募されるにあたって、各校の具体的な事例や不明点については、文部科学省へ直接お問い合わせください。

【リテラシー認定応募時の工夫】

(各大学の事例を、関連が深いもので分類しました。ご参考にしてください。)

カリキュラムはどのように工夫していますか?

・必修化しました(2)
・オンラインで必修化し、新規設計しました。ほぼ全員の1年生が受講する科目をプログラム必修科目にしました。
・1科目を除き必修科目としました。
・選択科目「確率統計」の履修率は元々高かった。

他大学教材は利用しましたか?

N大学と同一教材でカリキュラムを構築し、オンライン,自動採点で教員の負荷を上げない工夫をしました。

科目の新規設計は大変です。科目構成はどのようにしましたか?

・既存科目を改善し,全学必修の完全オンデマンド対応科目として設計しました。
・既存科目で対応し、カリキュラム変更に影響されないよう全学共通プログラムで対応できるよう検討しました。
・既存科目の内容を変更し、オンライン科目の新設をしました。

授業評価はどうしていますか?

・オンライン科目については合否を採用しました。
・全学必修として、オンラインテストで採点するため、評価基準をそろえるのが難しかったので合否を採用しました。
(評価基準をそろえてSABCなどの段階的評価をしている大学もあります。)
・全学共通教育科目で構成し、卒業要件内でのプログラム修了を可能としました。

その他

オムニバス形式の「工学概論」に最新AI事例を紹介している。

【困っている事、悩んだこと、懸念など】

・学生がオンライン開講に慣れていないため、アナウンスを見ない人が多い。
・オンライン科目について、教材のアップデートをどのようにするかが課題。
・各学部学科等のカリキュラムに組み込むこと。
・最初に申請した8科目16単位の修了条件では、単位数も内容も難易度が高かったため変更する。
・4科目中2科目はオンデマンドで開講しているが、300名の受講定員を超えての開講に対しての準備がまだできていない。
・必修科目にしたので、運用上の問題は特にありません。
・オンデマンド講義の受講生のモティベーション維持。
・外国語大学でこうした分野に興味がない学生が多い中で受講者数を増やすことが困難。
・質問対応(質問が出ない)。

【認定応募科目数】(変更予定含む)

・1科目:2校
・2科目:2校
・3科目:2校
・4科目:2校
・5科目:1校
・未定:4校

【認定応募単位数】(変更予定含む)

・1単位:2校
・3単位:2校
・4単位:2校
・8単位以上:3校
・未定:4校

【未認定校へのアドバイス】

・あまり難しく考えずに気楽に応募されることをお勧めします。
・文部科学省の質問受付窓口は大変丁寧に対応してくださいます。わからない点があれば活用されるとよいと思います。
文科省の認定制度のWEBに質問回答集がありますので参考にしてください。
‍・既認定校の申請書は参考になると思います。当プラットフォームのWEBに各ブロック内認定校の申請書へのリンクがあります。
・実績に対する申請となること、自己点検評価結果の提出が求められるので、十分に計画する必要があります。

参考資料

2021年度 東海地域におけるデータサイエンス人材育成の調査結果報告書

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